球団スタッフの気まぐれ高校野球観戦記

基本情報

試合日 2017年7月27日
対戦カード 土浦日大高校 対 霞ヶ浦高校
試合会場 水戸市民球場

神戸です。

両チームともにエースが先発でした。
土浦日大の富田くんはこの大会で勝ち上がるごとに成長してるように見えました。
霞ヶ浦の遠藤くんを見るのは初めてだったのですが、噂通りの素晴らしいピッチャーでした!
素質、伸びしろ、どれをとっても一級品!!ドラフト候補のなかでもA評価をもらうような選手だと思いました。

試合前のノックを見ていても体つき、動きと個々の能力は霞ヶ浦が1つ抜けているように見えました。

序盤は霞ヶ浦が、土浦日大のエース富田くんを完全に攻め、5回までにホームランを含めた攻撃で7点をあげ、完全に霞ヶ浦ペースで試合が運んでいました。

しかし、後半になり霞ヶ浦のエース遠藤くんの疲れも見え、ボールも高くなり、球速もだいぶ落ちてきました。土浦日大のそこからの攻撃は見事なものでした。

7回2点、8回2点、9回3点と驚異の追い上げをみせて9回逆転に成功をしました。

その裏を押さえて甲子園!!というところまで土浦日大がきましたが、そうは簡単には行かせてもらえず、霞ヶ浦に1点をとられ同点に追いつかれてしまいます。9回終わって9対9の同点で延長戦に入りました。

そこから15回を迎えるまで両チーム得点圏にランナーをおいたチャンスはあったものの、あと一本がでず、球場の雰囲気もこのまま同点で終わり再試合のムードが漂ってきていましたが、15回表に土浦日大が1点をもぎ取り31年ぶりの優勝で甲子園のチケットを手にしました。

今回母校である土浦日大が31年ぶりに甲子園出場となりOBとして本当に嬉しく思います。

1回戦から土浦日大の戦いを見て甲子園までは正直行けるチーム力ではないと思っていました。

1回戦もコールド負けしそうになってもおかしくないところからの逆転劇。そのチームがあれよあれよと決勝戦までいき甲子園をきめてしまいました。

これが高校野球の魅力だと思います。何が起こるかわからない。最後まで何が起こるかわからないと見ている方も応援するから球場の雰囲気がかわり、結果的に奇跡のような試合展開になり、みんなの心を熱くするような試合になりました。

この夏の大会でノーシードから頑張ってきた後輩たちは本当に素晴らしい!
後輩たちから勇気、感動、色々なものをもらいました!

霞ヶ浦高校の生徒も最後まで諦めずに頑張ったことは皆さんも褒めてほしいと思います。

甲子園出場を決めた土浦日大は茨城県の代表として出場するので1つでも茨城県に勝利を届けてほしいと思います。

茨城アストロプラネッツオフィシャルサイト