球団スタッフの気まぐれ高校野球観戦記

基本情報

試合日 2017年7月25日
対戦カード 霞ヶ浦高校 対 下妻第二高校
試合会場 水戸市民球場

 

長峰です。

両チーム共にここまで勝ち上がってきているだけあって素晴らしい試合でした。

両チーム先発は、左投手。
下妻二高は、エース左腕 中沢投手。
霞ヶ浦高は、背番号3の左腕 斎藤投手。
安定した立ち上がりでした。

先制したのは、下妻二高。
二回表にランナー2人を貯めて、9番バッターに回ってきました。
霞ヶ浦高のピッチャーが警戒し過ぎたのか四球。
満塁になりトップバッターが走者一掃の3点タイムリー。
結果的に四球で自分を苦しめてしまった。
四球の怖さが出た場面でした。

三回表にも、下妻二高がチャンスを作り、霞ヶ浦高はすかさずエースの遠藤投手を投入。
個人的に、見たかった投手だったのでテンションが上がってしまいました。
投球練習から良い投手だなというのが見てとれました。
速球、変化球とも腕の振りが変わらずにしっかりと投げ込んでいました。
ワンナウト1、3塁の場面という難しい場面でしたがしっかり抑えていました。
その流れのまま、3回裏に1点を返すが下妻二高エースは、最小失点で切り抜けました。
落ち着いていて本当に良い投手です。

中盤に入っても両エースが好投を続けていました。

霞ヶ浦高は、エースの好投で負けてはいたが徐々に元気が出てきた様子。
6回裏霞ヶ浦高の攻撃は、3番四球の後、4番がランナー1塁から内野ゴロ。
しかし、下妻二高内野手の悪送球でチャンスが広がりワンナウト2,3塁。
好投を続けてきた下妻二高エースもさすがに力が入ったのか5番バッターにカウントを悪くして四球で満塁。
6番バッターがスクイズで一点を返しバッターランナーもそのまま塁に残り満塁は続く。

ここで、霞ヶ浦高が動き、7番バッターに代打を器用。
この采配がピタリとハマりセンターオーバーのタイムリーツーベース。
逆転で4対3で霞ヶ浦高リードに変わりました。
代打の選手は、素晴らしい集中力でしたね。

霞ヶ浦高は、エース遠藤くんが抜群の安定感でこの一点のリードで十分だったような気がします。

終盤、霞ヶ浦高がもう一点を追加して5対3で霞ヶ浦高の逃げ切り勝ち。

下妻二高のエース中澤くんも、得点されても動揺する様子はなく最後まで投げ切り、本当に完成度の高い素晴らしいピッチャーだなと感じました。

両チーム共、打撃も素晴らしいですが、安定感のある守備が更に素晴らしかったです。
ただ下妻二高は、たった1つの送球ミスが試合を決してしまった。
2年生も何人も出場していたチームなのでこの試合で改めて一球一球の大事さという事を感じたんではないかと思います。
練習での意識の持ち方も変わるでしょうね。
新チームになっても期待が高いチームですね。
下妻二高の3年生は、2年生同様野球を続けるのであればこの一球の重さを忘れずにもっともっと上を目指して頑張ってもらいたいです。

明日の決勝戦は、
土浦日大高VS霞ヶ浦高。
神戸さんの母校を応援したい所ですが中立な立場で試合を観たいと思います😊笑

 

茨城アストロプラネッツオフィシャルサイト