茨城の野球人へのインタビュー企画「茨城の野球人」
Profile
名前 | 上田 祐介(うえだ ゆうすけ) |
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誕生日 | 1983年11月20日 (39歳) |
出身 | 茨城県 |
野球歴 | 常総学院→日本大学→NTT東日本 |
高3の春センバツで優勝、大学野球は全国大会で準優勝、現在はNTT東日本でコーチ兼任選手として活躍されている上田祐介さんにお話を伺いました。
野球を始めたきっかけ
小学3年生頃。父が地元でソフトボールを教えていたのが影響で野球を始めました。小学校のすぐ近くに住んでいたので、登校する前に父と弟と一緒に学校のグランドで、朝6時から1時間ほど毎朝練習をしていました。でも、やらされているという感覚は全く無く、自然とプロ野球選手になるんだという事を意識して練習していました。父も本当に熱心に教えてくれてありがたかったです。
常総学院へ進学、木内監督との出会い
常総学院で、野球に対する価値観が大きく変わりました。中学まではそれほど意識していなかった、野球に関する細かい知識を、木内監督からみっちりと教えて頂きました。戦術、知略、考え方など、教えて頂いた事はカルチャーショックを受けたと言っても過言ではないくらい凄いものでした。それにより野球の奥深さを知り、より野球が好きになりました。木内監督の一般的なイメージは、伸び伸び野球などと言われていますが、練習では非常に緻密な野球の指導をして頂きました。基本練習の徹底、常に対戦相手を考えた野球を心がけるよう教え込まれました。ただ、逆に試合では伸び伸びとやらせていただきました。
思い出の試合
高校3年の時に春のセンバツに出場したのですが、その初戦の和歌山県代表の南部高校との試合ですね。序盤3回で大量7点を先制されてしまい、チーム全体がとても浮き足立っていたと思います。そんな時、木内監督が「1点だけでも取って帰ろう!」と指示をくれました。その後1点返した時に何とかなるんではないかと思い始め、気が付けば5回で逆転していました。おそらくみんな緊張していたのだと思うのですが、監督の一言で気が楽になり、緊張が解けて自分たちの野球が出来たのだと思います。
野球をやっている子供たちへ
しっかりと目標を持って野球に取り組んでください。
目標を持って真剣に取り組めば、より楽しくなると思います。楽しくなればもっと上手くなりたいと思い、どんどん上達すると思いますよ!
BCリーグについて
社会人のチームも激減して、高校卒業後に高いレベルで野球をやる環境が減ってきている中で、BCリーグのチームが茨城にできれば非常にありがたい事だと思います。
一人でも多くの方に上を目指してもらい、茨城県の野球のレベルを上げて、子供たちに夢を与えて頂きたいと思ってます。
学生時代はとても寡黙でストイックに野球道に邁進しており、近寄りがたいオーラを出していたと言われていたそうです。確かに、その存在感には圧倒されそうになりましたが、お話を伺ってみると、とても穏やかに色々と語ってくれました。コーチ兼任選手という難しいポジションでチームを支えている上田さんを是非応援していきましょう!!